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お知らせ

中央労福協 シンポジウム「女性のひろば」開催
2018-06-29
2018年7月9日更新
中央労福協 シンポジウム「女性のひろば」開催
 
 6月29日(金)13時30分より、中央労福協 シンポジウム「女性のひろば」が開催されました。 プログラムは以下の通りです。
  • 「中央労福協の理念・歴史と現在の取り組み」 
    事務局長 花井 圭子さん
  • 【記念講演】
    「子どもの貧困問題 ~ 私たちにできること ~」
     首都大学東京 教授 阿部 彩さん
  • 【支援活動報告】 
    「BOND プロジェクトの取り組み ~ さまよう少女への支援 ~ 」
    特定非営利団体 BONDプロジェクト 代表 橘 ジュンさん
  • 健康タイム 日本医療福祉生協連 会員支援部長 多賀谷 真樹 さん
  • リレートーク 
テーマ:「女性の参画と連携で共助の輪を広げよう!」 
  コーディネーター 事務局長 花井 圭子さん 
  パネラー   
    中央労福協副会長 連合副事務局長 南部 美智代 さん 
    労金協会政策調査室次長 大島 ひろみさん 
    全労済常務執行役員 冨永 紅さん 
    日本生協連副会長 新井 ちとせさん 
    労協連副理事長 田中 羊子さん 
    沖縄県労福協事務局長 岡野 みゆきさん
 その日の東京は早すぎる梅雨が明け、風が強かったが、晴れやかな日だった。
 今回初めて開催された「女性のひろば」は、当初参加者は30名程を予定していたそうだが、当日は3倍の96名の参加者となり、みなさん熱心に耳を傾けていたのが印象的でした。
会場の様子
会場の様子
 プログラム内容が盛り沢山な為、まず、はじめに花井事務局長が「中央労福協の歴史と現在の取り組み」を端的に説明された。
 記念講演の阿部教授は、子どもの貧困状況を説明された後、子どもの貧困だけとらわれるのではなく、女性の労働問題とリンクしている。女性の高齢期(70歳以上)の貧困も問題であり、女性労働問題をワークライフバランスとすり替えさせてはならない。本丸は労働者の労働問題であると訴えておられました。
首都大学東京 阿部 彩教授
首都大学東京 阿部 彩教授
 支援活動報告では、10代20代の生きづらさを抱えた少女達への長期にわたる包括支援を語って頂きました。「少女達は言葉で表現することが未熟で、居場所を求めSNSでつぶやくことによって危険な目に合うこともある」、メール・LINE相談・電話相談、面談、同行支援など座間の事件を2度と起こさぬよう奮闘されている状況がよくわかりました。一人でも多くの少女達が青春を謳歌し、未来に希望を持ち、笑顔で幸せな日々を送れるよう切に願うばかりです。
BONDプロジジェクト 橘 ジュン代表
BONDプロジジェクト 橘 ジュン代表
健康タイムの様子
健康タイムの様子
 休憩後の健康タイムでは、人間本来の鼻呼吸で免疫アップするという「あいうべ体操」を行い、リフレッシュしました。
リレートークの様子
リレートークの様子
 リレートークでは、各団体の概要や取り組みを説明して頂いた後、パネラーのみなさんが役職に就任した時の心情や覚悟などを聞かせて頂きました。
 女性が少ない中でこそ工夫されている仕事の仕方、日々の仕事の向き合い方など、お話が経験談だけあって、とても興味深く時間があっと言う間に過ぎました。
 今回このように、多岐にわたり女性問題を取り上げて頂いた中央労福協に感謝致します。
 色々な方々が、現実に目をそらさずに問題解決に立ち向かっている姿に感激しました。私もその姿に負けぬよう勇気が湧いたシンポジウムとなりました。
「女性のひろば」集合写真
「女性のひろば」集合写真