チキチキちい記〜地域労福協だより

鉛筆アイコン481号 河内労福協(2017年2月21日)

2017年度 河内地域 第1回学習会

2017年度 河内地域 第1回学習会

 2017年1月20日(金)上本町 たかつガーデン(大阪府教育会館)におきまして2017年度の河内地域第1回学習会を河内地域労福協の協賛のもと、講師に子どもの貧困アクショングループ(CPAO/シーパオ)代表の徳丸ゆき子さんをお招きし開催しました。

 現在、日本では6人に1人の子どもが貧困の状態にあるといわれています。大阪においては4人に1人が貧困の状態にあり、沖縄に次いで二番目に高い貧困率です。その中でもひとり親家庭、シングルマザーの貧困率は突出して高く、地域的には5割が貧困状態にある校区もあり、極めて深刻な問題です。

  まず、徳丸さんがどうしてこのような活動を始めたのか。どんな活動をしているのかを、ご自身の体験を含めて話さられました。

 子どもの頃から「どうしてみんなと同じことをしなければならないの?」「わたしは外で遊びたいのにどうしてお遊戯をしないといけないの?」「中学校ではどうして白の靴下でないとだめなの?」「スカートの長さがどうして決められているの?」とみんなと同じでないといけないことに疑問を感じ、集団になじめない子だったそうです。みんなと同じことを強要される学校がとても嫌いで、不登校児でした。それでも周りの理解ある大人の支えもあり、卒業はされましたが、いざ大人になって「集団になじめない私にどんな仕事ができるだろう」と考えたときに、「自分と同じような子どものためなら私にもできるかもしれない」と思い、国際NGOなどで活動をされていました。

2017年度 河内地域 第1回学習会
2017年度 河内地域 第1回学習会

 自身もシングルマザーで、働きながら子育てをすることの難しさを体験し、仕事も子育ても自分でするために「NPO法人CPAO」を立ち上げ、大阪で起きた「西区2児放置死事件」(2010年)「北区母子変死事件」(2013年)が、一番のきっかけになり「このような悲劇を繰り返したくない!」と、子どもの支援関係者を中心に有志が集い、「まずは、ごはん!」からと、子どものサポートをされています。生野区の工場を無償で提供いただき、お風呂に入れていない子がいるので、お風呂を作り、汚れた服を着たままなので洗濯もしてあげ、寒い日に薄着で来れば服を渡すなどと、様々なサポートをされています。

 子どもの貧困の問題は、親の貧困の問題です。だからといって安易に親の自己責任としていては子どもを救うことはできず、「社会の問題として積極的にサポートしていく必要性」を訴えていくことが大切だと話されました。

 自ら、シングルマザー100人に聞き取り調査をされ、母親のおかれている厳しい状況をまとめられています。貧困の陰には、母親が受けた、虐待やDVなどの暗い経験、過去があり、必ず暴力が潜んでいると話されました。

 私たちに何ができるのか、参加者が何かと考えるきっかけをいただきました。
 これからも働く上での問題や女性が働きやすい職場づくり、女性の研修会や会議等への参画向上をテーマに今後も学習会等を企画していきます。

文字サイズ:小中大

最近の記事